2012年11月2日金曜日

リシュケシュで癒される。



10月17日 リシュケシュ

朝の5時にリシュケシュに到着。
まだ真っ暗なのにバスを降りた場所にリキシャーの運転手がたくさんいて話しかけてくる。よく思うのだけど、これだけ大勢で客待ちしていても実際にバスから降りてリキシャーを使う人なんて数人だからその人たちを勝ち取るのはごく一握りと言うわけだ。
これは予想だけど、彼らは定期的な収入なんておそらくないだろうから、日々客を見つけて稼がないと食っていけなくなる。そう思うとめちゃくちゃサバイバルな日々だし、しかもカースト制でその他の職業につけないとなると...
そんな生活僕は絶対耐えられないけど、それでも日々ストレスなさそうに生きてる彼らはどれだけ肝が据わってるんだろう。それとも知らないだけで何かしらセーフティーネットがあるのかな。はたまた不安で不安で夜も眠れなくて5時なのに起きてた人は昼間稼げなかった組なのかな。

そんなことを考えながらもこっちも貧乏旅行なので冷酷にも値段を4分の1くらいまで値切って、リシュケシュ中心地へ向かう。

適当に宿をとって、バスでは例のごとく一睡も出来ていないので12時くらいまで寝ていた。

起きて昼食を食べるついでに、ヨガの聖地リシュケシュを散策してみた。

リシュケシュの中心地、右側の吊り橋には人もバイクも犬も牛も猿もいる。人の食べ物を奪う猿たちの格好の狩場となっている。

第一印象は、インドの箱根、と言う感じだった。
とても空気がきれいで、普通にいろんな騒音で他の場所と同じくうるさいけど、なぜかとても落ち着く場所だった。
聖地と言ってもかなりリゾート化されていて外国人がいっぱいいて欧米風で清潔でおしゃれなカフェとかレストランが多い。
カオサンロードでも感じたけど、欧米人の欧米化力は半端ないなと思う。
その場所にはもともとの雰囲気とかいろんなしきたりのようなものがあって簡単には入って行けないはずなのに、気に入った場所があればそこを自分たち好みの空間を作り上げて欧米人を集める。
決して称賛してるわけではないけど、単純にすごいなと思った。

昼食のモモ。モモ専門店でリシュケシュでのお気に入りの店になった。名前は忘れた。
昼食その2。インドでもコーンフレークは割とポピュラーで、洋風なレストランなら大体どこでも食べられる。特にこのレストランのはとてもおいしかった。吊り橋の横の高台にあるレストランで有名らしい。名前は忘れた。


そのレストランからの景色。
こんなおしゃれなレストランも。名前はガンガーレストラン。
あの壮大なガンジス川もリシュケシュまで来れば普通の川に見える。水も綺麗でラフティングを楽しんでいる人も大勢いた。
リシュケシュは暑くも寒くもなく快適で、観光客も多く安心する。
インドはラダックに入ってからは自分としてはずっと過酷な旅だったので、快適な気候、美味しい食事、レストランで知り合った人々との会話など、なんでもないことでいちいちすごく癒された。
リシュケシュはバラナシに並んでインドで一番好きな街になったが、きっとラダックに行ったおかげだと思う。
こうしていろんな基準が変わったり価値観が変わったりするのは旅の醍醐味だと思うし、そういう意味で本当にオフシーズンのラダックに行って良かった。
そんな風にリシュケシュに来て初めて思えたのもすごく嬉しかった。

宿はヨガをしなくてもいいアシュラムに泊った。(アシュラムと言うのは泊まり込みでヨガの修行をする場所のことで、ヨガをしなくてもいいアシュラムはアシュラムではないのだけど一応アシュラムらしい。)
なんとシングル一泊150円と言う破格だったので、リシュケシュではずっとここに滞在することにした。








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